TAAI2018 (in 台湾) に行ってきました
この記事はプロコンゼミ(SPC同好会) その2 Advent Calendar 2018 7日目の記事です。
はじめに
11/30 - 12/3 に開催された TAAI2018 でオーガナイズドセッション枠で発表してきました。
TAAI2018は毎年台湾で開催されている国際会議で主に人工知能系を扱う学会です。国内でいうとJSAIが近いイメージです。
今まで情報処理学会の全国大会の方には何度か出させていただいているのですが、今回はタイミングが良かったので国際会議の方に初参加してきました。
発表自体は一瞬で、残りは予定を上手く調整して最終日に一日台湾観光していました。
また、今年は台中で学会があったのでLCCを上手く使って 高雄(台南)→台中→桃園(台北) と台湾を縦断するように旅行しました。
やったこととか
ざっと以下のような流れでやってみました。
- 論文を仕上げる
- レビュー結果が来る
- Camera Ready 用の論文を仕上げる
- 台湾に行く
- 発表
- 観光
- 帰国
論文を仕上げる
学会に通すためにはまずは論文を仕上げて accept を貰う必要があるので頑張って書きます。
基本的には学会HPに書いてあるCFPの制限に沿って仕上げて提出します。
この段階では締切を過ぎてもまだ修正できますが、できる限り最終版に近い形に仕上げると Camera Ready の時に苦労せずに済むと思います。
もちろんですが論文は英語で書く必要があります。
最近のGoogle翻訳はかなり優秀になってきているので英訳の補助としてだいぶ役立つと思います。
もちろん最後は自分でチェックする必要がありますが。
また、時間があるようでしたら外部に査読をしてもらうという手もあります。
そのほうが完成度が上がるのでおすすめです。
また、例年TAAIは最初の論文提出の締切が延長されることが多いです。
基本的には締切通りに出すのが best ですが。
論文を提出してしばらくするとレビュー結果が返ってきます。
レビュー結果が来る
TAAIは比較的初心者向けの学会ですので内容がしっかりしていれば基本的に accept が返ってきます。
しかし、人工知能とかけ離れた内容だったりと学会の趣旨から離れているものを提出すると体裁をしっかりなしていても reject が返ってくるようです。
評価は点数とコメントがセットになっており、一人目のレビュアーに reject を喰らうと複数人で論文を確認&修正点のコメントとなるようです。
自分の場合は点数2で accept でした。
accept 頂いたら Camera Ready 向けて論文の微調整等を行います。
Camera Ready 用の論文を仕上げる
accept 後は最終版向けにテンプレに流し込んだり、内容の修正を行いました。
TAAIではIEEEの書式に従って論文を作って提出という形だったので基本的にはテンプレートに文章を流し込む作業でした。
HPに Author などを打ち込んで論文PDFを書式チェック&提出で完了です。
この際に Copy Right の提出があったのですが運営側の提出方針が何度か変わった影響でかなり苦労しました。
台湾に行く
ドキドキ・ワクワクでした。
一応学校からお気持ち程度の補助があるのでそれを用いつつ大きな負担にならないようにすべく LCC を使おうと思い、行きも帰りもタイガーエアにしました。(本当は学校に全額出してほしいところですが。)
タイガーエアは私が利用した当初では荷物持ち込みが10kgまでと緩く、帰りの飛行機では重量すらチェックされないほど持ち込み制限が緩いのが決め手になりました。
また、帰りに羽田に行ってくれる便があったのも大きなポイントです。
タイガーエアは何故か深夜0時頃発で4時頃に羽田空港に着く便が一つだけありました。
今回は行きは高雄、帰りは桃園からにすることで台湾を縦断しつつ全てのタスクを消化するというプランで挑みました。
台湾についてからの移動する際のポイントですが、台湾では EasyCard (悠遊卡) を買って移動するのがおすすめです。
感覚としては日本の Suica みたいな感じでコンビニなどの様々な場所で使用でき、更に地下鉄など一部の交通手段では2割引で利用することができます。
アプリで残高を確認できるのも便利です。反映に時間がかかりますが。
購入は基本的にカウンターなどの対面販売です。
ちなみに新幹線は外国人旅行者向けサイト経由で購入することでこちらも2割近く割引価格で利用できます。1日前に購入する必要がありますが。
駅からはバスも利用できますがおすすめしません。
今回の旅行でわかりましたが、バスを乗り継いで移動するのはかなり難易度が高く、また、台湾はタクシーが安いので複数人で行く場合はタクシーのほうが圧倒的に楽でした。
高雄に着いたら高速鉄道で台中まで移動して、そこで夜市を回りつつ食事、その後ホテルに戻ってひたすら発表資料修正&発表練習をしてました。
台湾に来たら臭豆腐にチャレンジするのがおすすめです。人によってはトラウマになるくらい強烈な臭いを体験できます。
発表
ホテルは学会指定のものを利用したため、会場までのシャトルバスがありました。
用いない場合は亞洲大學まで自力で移動する必要があるのでかなり大変です。
発表は大学内の教室で行いました。
ちなみに発表者含め日本人が非常に多かったです。
発表が終わり、少し時間ができたときにはおまけで付いてきた美術館のチケットを使って美術館巡りをしました。
夜は学会の banquet で食事をしました。
また、 banquet の帰りには近くの SOGO によってゲーセンに行ってみました。
100元で20回 (1回5元=20円)なので結構安い...?
観光
観光では台中で鼎泰豊を食べた後、台北の故宮博物院、台北101に行ってきました。
鼎泰豊は日本にもある店で、小籠包が有名です。
台湾のレストランの値段にしては割高ですが、日本のレストランに比べると十分良心的な値段でした。
故宮博物院に行く際にはバスを使いましたが、かなり苦戦しました。
日本のバスでは基本的にバス停に人がいると止まってくれますが、台湾ではかなり大きくアピールしないと止まってくれません。
最初それに気づかずに2回ぐらいバスを逃してしまいました。
また、バスは乗る際に払うか、降りる際に払うか、また乗降時にどちらでも払うかの3つがあり、非常に分かりづらいです。
台北101は101階建ての超高層ビルで、すぐ近くまで鉄道で行くことができます。
101では台湾の夜景を楽しむことができました。
また、そこで売っていたかき氷はかなり美味しかったです。
日本のかき氷は氷の上にシロップをかける形ですが、台湾のものは既に混ざっており、ガリガリ君のアイスに近い感じでした。
帰国
台北から桃園までは鉄道でサクッと行けました。
そこからは飛行機に乗って帰るだけなので非常に楽でした。
まとめ
TAAI2018はその後の観光も含め非常に楽しむことができました。
また、旅行時には基本的に英語で会話しましたが、有名なホテルや店では日本語対応の店だったり、日本語が通じる店員がいたりします。また、日本企業が多く進出していますので日本と同じ店、ダイソーやSOGO等をたくさん見ることができます。
また、TAAIは国際会議初心者にも比較的優しい学会なのでチャンスがあったら是非参加してみると楽しいと思います。